コミスタ作業
2007年09月12日(水)17:21
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まずは簡単な用語説明。 1:コミスタ コミックスタジオの略でパソコンで漫画を描くということに特化した ある意味革新的なソフト。
2:ネーム 編集さんたちと「こういう漫画にしましょう」と言う打ち合わせをするために コポー用紙などにシャーペンなどで描く、簡単なスケッチ。 一応コマ割をして、絵もセリフも入れる。 人にもよるが、僕はB5のコピー用紙で左右見開き分(本を開いた状態)を描く。 つまり、1ページ分はB6サイズとなる。
…。 あっているよな^^;?
で、本文。
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実はまだネームのOKは出ていないものの ほぼ通るであろうという算段の元、 紙に描いたネームをコミスタに移し サイズの調整をしています。
当然何箇所かはやり直しがあるとは思われるが それはそれで、またやり直せばいいだけのこと。 まずは30ページを超えるネームを ちまちまとコミスタに落とし込む作業は 思いのほか面倒なので、 今のうちに済ませておくに越したことは無い。
コミスタはネームから仕上げまで、が売りではあるが やはりネームは紙にガシガシと描きたい。 ファミレスでやる事もあるし。 それに多分原稿の一部はアナログでやることになると思う。 コミスタは大変便利ではあるが、なんと言うか…。 キレイすぎるのだ。
これは凄い贅沢な話だが きっちり消失点があっている集中線とか 見ていると非常に気味が悪い^^; 乱暴な話だが、自分の原稿の場合 消失点なんて引いているうちに 少しずつずれて、また微妙に修正して… なんて方が勢いが出て好きなのである。
加えて線の太さも手書きの方が簡単に調節できる。 コミスタでもショートカットを使えば すぐに線の太さは変えられるのだが やはり何かしらの意味合いが違う。
単純な集中線ならコミスタでもいいけど 見せ場の迫力(表情)がより重要になる 時にはまだまだ手書きの方が調整しやすい。
後、曲線の集中線。 一本の集中線が場所によってRが変わる 実は複雑な作業を要する事も多々ある。 こういうのは今俺が理解しているコミスタの能力では 出来ないような気がしている。 いや、実際はクリック1つで出来るのかもしれないけど^^;
キャラの主線にしても、場合によっては ペンで描いた方がずっと良い事もある。
しかし、これらは俺がまだまだコミスタを理解していないせいだと思う。 実際「こんなアナログチックにコミスタで描写できるのか」と 驚かせられる作品を多々見ることがあるから。
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ただ、そうしてアナログ(紙)で描いたものを スキャンして、ゴミとりをすると…。 ははは、勢い全部無くなっているよ、と言う事も多々あるから 困ったものです^^;
ですので今回は試しにデジタル・アナログ混在で原稿を描いてみる事にしました。 担当さんの微妙な笑顔はこの際見なかったことにしよう^^;
ごめんなさい担当さんと印刷屋さん…。 しばらくはこれでやらせてください…。 | | |